台湾でも結納があります。日本では少しずつ廃れてきてはいますが、台湾ではまだ根強く残っています。ここではそのやり方を説明します!
台湾では、提親(結納)→訂婚(女性側の結婚式)→結婚(男性側の結婚式)という流れになります。最近では訂婚と結婚は一緒に行うカップルも増えていますよ。このページでは、提親のやり方を紹介しますね。
ちなみに我が家は国際結婚ということもあり、アレンジして実施しましたが、伝統の台湾のやり方をご参考まで!
日本の結納のやり方
まずは日本のやり方を簡単に振り返ります。元々の正式な方法と、現在主流になっている略式の方法があります。
正式結納では、仲人を立てて、仲人がそれぞれの家を行き来します。なので驚くことに両家の人はお互いに顔合わせはしないんです!大変なのは仲人だけですね笑 まずは男性宅から贈り物を預かり、女性宅に行き渡して受書と男性宅用の贈り物を預かり、男性宅に行き渡した後受書を預かり、最後に女性宅に行って渡せば完了となります。移動が多く仲人の負担が大きいので、最近では略式が主流です。
略式結納では、上の方法を、両家が同じ場所に座って行います。通常は晴れ着を着て、それなりの会場をお借りして20分ほどで結納、その後食事会を行うのが通常です。口上はすべて決まっており、親が頑張って覚えて頑張って話せば完了します。親が大変なイベントですね笑
台湾の結納のやり方
日本との大きな違いとは?
そもそも日本のとはどう違うのかと言うと、わりと何から何まで違います笑
ですが大きな違いで言うと、贈り物、建設的な相談がメインという違いがあります。日本では贈り物としては昆布などの縁起物が主体ですが、台湾には台湾の縁起物があります。あと、日本では決まった口上を読み上げるのに対し、台湾では提親の先の訂婚・結婚に向けて話し合う時間が多いことです。
提親のセッティング
大切な日取りですが、旧暦で嫁娶と書いてある日を選びましょう。旧暦の正月や7月に行うのは縁起が悪いとされています。6のつく日は好まれますが、必ずしもそうする必要はありません。日取りについてはこちらの記事にも書いたので見てみてくださいね。
まず提親に参加する人数は偶数でないと縁起が悪いです。特に6人、12人、10人などがいいです。ちなみに小さい子供はここには含みません。
時間については、正午前に女性宅に着けるようにしましょう!
提親の進め方
- 結婚することを報告
- 婚姻を行う日取りについて相談
- 訂婚で新郎家から新婦家に渡すお金について相談。結納金のようなものです
- 訂婚の時間、場所について相談。何人来て、何個の机を用意するか、結婚指輪はどうするか、 など全てを詳細に話し、きちんと認識に違いがないくらいまで詰めましょう
- 訂婚で渡すお祝い品の数について相談。6個あるいは12個のセットが一般的です
- 訂婚のお礼の品の準備の方法について相談。クッキーなどを配るので、それを誰がどうやって買うのかなどを決めます
- 新婦側が新郎側に五穀、生鐵、木炭、蓮蕉、芋頭の贈りものをする。五穀は黑麻、黑豆、黃豆、大麥、稻穗菜花子を指します。子孫繁栄などを願う品です。
- 訂婚の進め方を相談。地域によっても伝統に違いがあるので、早めにコミュニケーションして合意を取っておきます
- 喜餅を相談。西洋風にするか、台湾風にするかなど
- 式場の相談
- 結婚式で新婦側が何卓もらえるか相談。結婚式は新郎主催なので、新婦側はあくまで参加者という立場です
- 八字で日取り、相性などを占う
以上はこのサイトを基に作成していますが、他のサイトを見てもほとんど同じような流れです。
我が家の場合は、結納→日本の結婚式→台湾の結婚式という流れで、だいぶ違うので、日本の結婚式の進め方を丁寧に説明しましたよ。
あと6の贈り物はうちの奥さんいわくあまりやっていないようなので、うちは飛ばしました。12の合八字は、相性悪かったら怖いのでやってません笑
まとめ
以上が提親の流れになります。台湾人同士の結婚でこれを見ている人は少ないと思うので、日本人と台湾人のペアであれば、それぞれにアレンジしてやってみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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