これを見ている方はもしかして台湾人の方とこれから結婚される方でしょうか?
国際結婚のプロセスはなかなかに大変なこともあるのですが、その分なんだか乗り越えたときの達成感はあっていいですよ!
うちの場合は両家共に反対が全くなかったので、両国の政府のこの煩雑なプロセスがいい感じに立ちはだかってくれたおかげで、困難を乗り越えてやっと結婚できた!って感じがします笑
婚姻届は夫婦生活への第一歩です。配偶者ビザと違って却下されることはまずないのでいいですが、必要書類などが足りていないと、日取りを選んでせっかく持って行っても、結局再度訪問することになったり、大変ですよね…
なのでここでは、2018年12月現在のプロセスをきちんと説明します!
ちなみにこれは日本で先に登録する場合です。この方が簡単ですが、台湾にいるなら台湾先行型でやってみてくださいね↓
まずは鉄則。必要か分からないなら準備!
これ鉄則です。なので心構えとして最初に言っておきます。
たとえば婚姻要件具備証明書(台湾人配偶者が結婚できる=母国で結婚できる条件を備えていることの証明)というのがあるのですが、ブログによって、うちは必要なかったなど書かれている場合もあります。私も最初2回区役所に行ったときはそうでした(台湾には戸籍があり、戸籍で事足りるため)。ところが!当日提出するときに、出してくださいと言われたのです!!
どういうことかというと、実は必要書類というのは政府の側でも厳密には決まっていないんです。つまり担当者の判断。
婚姻届が受理されるとどうなるかというと、新しく戸籍を作る役所で新しく日本人配偶者の戸籍を作り、そこに外国人配偶者の名前を追記するだけです。なので国の認可などは経ないわけです。
だからこそ、条件としては、窓口の担当者が足りていると思えばOKなのです笑
なので、これから書くのは全てを安全策にしたバージョンです。何かをカットしても認可されるかもしれませんが、全部揃えるに越したことはありません。
日本で婚姻届を出すために必要な書類は?
下記が必要書類のリストになります。
- 日本の婚姻届(書き方は後述)
- 日本人の戸籍謄本(現戸籍あるところ以外で結婚の場合。発行3カ月以内有効。取り寄せは10日程度)
- 日本人の印鑑
- 日本人の本人確認書類(パスポート、運転免許証など)
- 台湾人配偶者の婚姻要件具備証明書(申請は台北駐日経済文化交流所。下記が必要。認証が必要なため所要2日以上)
- 申請用紙(窓口にある)
- 台湾人配偶者のパスポート(原本、コピー1部)
- 台湾人配偶者の写真(3cm×4cm)
- 台湾人配偶者の戸籍謄本(発行から3カ月以内)
- 台湾人配偶者の戸籍謄本の和訳文(自分で作成)
- 台湾人配偶者の婚姻要件具備証明書の和訳文
- 台湾人配偶者の戸籍謄本
- 台湾人配偶者の戸籍謄本の和訳文(翻訳者の住所、署名押印が必要)
- 台湾人配偶者の印鑑
長いですね!笑
注意事項としては、戸籍謄本はすぐには手に入らないので気を付けてください。あとは日数のかかるものも多いので、早めに揃えましょう。
日本の婚姻届の書き方
基本は記入欄に沿って書いていけばいいのですが、台湾人ならではのひっかかりポイントがあるので、そこだけ説明します。
- 名前(本人、家族含む):実は漢字は日本と台湾で少し違うのですが、日本の漢字にしてくださいという担当者と、戸籍の通り記載してくださいという担当者がいます…笑 まず記入の前に電話して確認して、当日直せと言われたらその場で直しましょう。そのための印鑑です笑
- 生年月日:用紙に西暦がなければ、「西暦」と記入して書きましょう
- 住所:「台湾」だけで大丈夫なケースがほとんどですが、稀に台湾の住所を全部書かされます。ただし日本で在留カードを持っているなら日本の住所を書きましょう。
- 本籍:悲しいことに「中国」となるケースがほとんどです。稀に台湾で受け付けてくれる役所もあります。
- 結婚後の夫婦の氏:名字はどちらも変わらないので✓不要です
- 印鑑:外国人は原則不要ですが、台湾は印鑑文化があるので、要求されたりされなかったり… 持参しましょう。押して怒られることはないと思います
- 証人:実は台湾人もokです。その場合印鑑不要です。署名は普通に繁体字で大丈夫です(カタカナでもアルファベットでもいいです)。署名以外は代筆でも構いません。住所は「台湾」、本籍は「中国」になります。もちろん日本人2人に証人をしてもらっても大丈夫です。
日本での提出方法
必ず二人揃って行きましょう!
そして念のため受理証明書を発行されることをおススメします!
次は台湾側の手続き
さて、これで日本側の婚姻は成立しましたが、そのあと台湾側の手続きを完了しないといけません。基本3カ月以内にしないといけないですが、日本にいながらにして出来るので、早くやらない理由がないと思います。
方法は3通りあります。私たちは2で行きました。メリットとしては早くできること。特に配偶者ビザをすぐ申し込みたい場合におすすめできます!
【1】台北駐日経済文化代表処を経由して台湾の戸政機関で婚姻登記する方法
【2】結婚当事者である台湾人が自ら台湾へ帰国して結婚登記する方法
【3】代理人が台湾で婚姻登記する方法
これはケースバイケースになるので、台湾の戸政事務所にお問い合わせください。基本的には、2の方法に委任状を足せば大丈夫なはずです。
まとめ
以上、結婚への第一歩です!続きは別記事でどうぞ!
また私たちの婚姻届から配偶者ビザまでの日数を記載したものも載せておくので、参考にどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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