こちらの記事は下の記事の続きになっています。まだの方はそちらからどうぞ
さて、日本での婚姻が終わった後、台湾人配偶者が帰国するような場合はこちらの方法だとあっという間に婚姻が完了します。そうすると配偶者ビザの申請にもすぐに移行できますよ。
ちなみに日本で全てを完結させる方法はこちら。時間はかかりますが、既に日本で在留カードを持っていたりする場合は焦る必要はないと思いますので、こっちの方がいいかもしれません。
Contents
台湾に帰国する前に日本で準備
婚姻届を提出したからと言って焦って帰らないでください笑 まだやることはあります。というのも、必要書類のうち、日本でしか手に入らないものが多いからです!
ステップ1:台湾人配偶者の名前入りの戸籍を入手
婚姻届を出して、3日~1週間程度で新しい戸籍ができます。戸籍を作成したい住所の役所に提出した場合は早いですし、遠方になればなるほど時間はかかります。戸籍が出来たら取り寄せます。これも直接行けばすぐもらえますが、取り寄せならさらに1週間程度かかります…
配偶者ビザでも使うので、ちょっと多めに、3部くらいもらっておきましょう。
ステップ2:台北駐日経済文化交流処で中文姓名声明書、戸籍謄本の認証を実施。書類を郵送
その後は2人で台北駐日経済文化交流処に行きましょう。
そこでは2つの書類を作成します。
1つは戸籍謄本の認証です。戸籍謄本は日本語で書かれているので、そのままでは、提出された台湾の役所はそれが正しいのか判断がつきませんよね。そこで、戸籍謄本と、戸籍謄本の中国語訳を台北駐日経済文化交流処に持ち込み、正しい文書であることを認証してもらいます。
もう1つは中文姓名声明書で、台湾での名前を申請できます。通常は日本と同じ名前で申請できることが多いですが、稀に違う名前にする人もいます。あとはひらがなの名前の人などはどうするか考えないといけないですね。私は”王子”にしたいと言ったら全力で反対されました笑
この日の持ち物は、認証したい戸籍と中国語訳文、両者のパスポート(コピー3部)だけで大丈夫です。
そして認証された2通の手紙は、日本もしくは台湾の住所に郵送してくれます。日本ならだいたい1週間くらい、台湾でも1週間+EMS(国際スピード郵便)の3日くらいで届きます。
日本人配偶者も台湾へ渡る場合でも、認証は受けておいた方が無難です(台湾では日本の戸籍の訳文の確認が難しいため)
ステップ3:その他の必要書類を持って台湾へ出発
国際結婚あるあるで、準備しすぎることで損することはないので、念のためいっぱい持っていきましょう笑
基本は日本人配偶者のパスポートのコピーだけ(と日本で認証書類を受け取る場合はそれも)でいいですが、せっかくなので、戸籍謄本、婚姻届受理書とかも持っていきましょう。
台湾に渡り手続きを完了!
ここからは台湾での手続きになります。ここは台湾人配偶者だけで出来ますよ!
ステップ4:役所に行き結婚登記申請書を提出
必要書類を持って戸政事務所に行きます。
このときに必要な書類は下記の通りです。
- 台湾人配偶者の国民身分証
- 台湾人配偶者の戸口名簿
- 台湾人配偶者の戸籍謄本
- 台湾人配偶者の印鑑
- 台湾人配偶者の写真
- 日本人配偶者のパスポートのコピー
- 認証を受けた日本の戸籍謄本、戸籍謄本の中国語訳、中文姓名声明書
ステップ5:結婚証明書、日本人の名前が入った戸籍謄本を発行
ここでまだ帰らないでください笑
最後に忘れずに結婚証明書と日本人の名前が入った戸籍謄本を発行してもらいましょう。配偶者ビザの申請などで使うことになります!
こんな感じでかっこいいのがもらえますよ!(私たちは南の街なのでちょっとデザインは違いますが)

ここまでで結婚の手続きは完了することになります。
お疲れさまでした!!
まとめ
いかがでしたでしょうか?なかなか長いプロセスではありますが、これを乗り越えれば絆が深まること間違いなし(?)!!
このあと配偶者ビザに進まれる方はさらにこちらをご参照ください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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