うちは奥さんが日本に来て生活しているので、生活していると徐々に台湾のお金が減ってきてしまいます。台湾で継続している保険の支払い、親への仕送り、台湾での結婚式資金など、日本から台湾に結構な額を動かす必要に迫られています…
下記のまとめ記事では、台湾にお金を送る4つの方法について記載しました。
今回の記事では、私が利用した「楽天銀行から台湾銀行に送金する方法」について詳細にご説明していきます!
Contents
日本円で送る or 台湾ドルで送る
この後でもよく出てくるので事前に解説すると、送金は「日本円で送るか、台湾ドルで送るか」を選べます。
日本でも、普通の日本円で貯蓄する口座の他に、ドル建てなど、外貨で貯金する口座などもありますよね。
もし台湾に日本円で貯められる口座を持っている場合、日本円をそのまま台湾の口座に送ることが可能になります。その場合、台湾側で必要な時に日本円で貯蓄している口座から両替して台湾ドルを取り出すことになります。
あるいは、台湾に台湾ドルの口座を持っている場合は、日本から送る際に両替をかけて、台湾ドルとして送ることもできます。
どちらが得かというとそこまで違いはないので、台湾の送りたい口座が、日本円で貯蓄できるのか、台湾ドルで貯蓄するものなのかを調べておきましょう。
楽天銀行から台湾銀行への送金方法
さて、日本で私がメインで使っているのは三菱UFJ銀行と楽天銀行なのですが、三菱UFJ銀行の場合、台湾ドルで送るには窓口に行くしか方法はありません。日本円で台湾の円建て口座に送るならインターネットやテレビ窓口でも大丈夫です。三菱UFJ銀行のページ
今回は、日本円でも台湾ドルでもインターネットだけで完結する楽天銀行を選びました。手数料も楽天の方が少し割安でした。
以下詳しい手順を説明していきます。
海外送金の初期設定
まず楽天銀行にログインし、海外送金をクリックします。
初めての使用の前にはマイナンバーカードの登録が必要になりますので、楽天のスマートフォンアプリをダウンロードし、マイナンバーを送りましょう。手順は楽天のサイトに画像付きで詳しく載っていますのでそこを参照してくださいね。
私の場合、木曜日に申請して、金曜日にはマイナンバーが承認、月曜日に送金が出来るようになっていました^^
台湾の銀行に問い合わせて受け取り方を聞く
ですが、ここから、受け取り方を確かめるのが大変でした…
楽天のヘルプにはこう書いてあります。
Q. 【海外送金】台湾への送金に関して何か注意点はございますか?
A. 台湾への送金は可能です。
ただし、台湾へのTWD送金については、送金内容・送金金額等により、受取人さまより受取銀行に必要書類の提出が義務付けられております。
必要書類の授受により+4営業日程度かかる場合があります。
また、海外中継銀行および受取銀行によっては、送金人名に海外中継銀行名が表示されることがあります。この場合、送金人名を確認をするためには、受取人さまより受取銀行に照会して頂く必要があります。【参考ホームページ】
https://help-b.rakuten-bank.co.jp/app/answers/detail/a_id/6871
「50万台湾元以上の価値に等しい外為収支・取引には申告を要する」:JETROのホームページ
ということは受取人が台湾にいて、必要書類を提出する必要があるようなのです…(昔スイスに送金したことがあったのですが、その時は受取側ですることは何もありませんでした)
奥さんのメインバンクである玉山銀行に問い合わせ。すると、海外送金に必要な英語氏名での登録などがされていないので、本人が現地の窓口に来て最初の設定をしないと送れないとのこと。。 今回は台湾の身分証もなにもかも日本に持ってきているので、家族にも頼めず。もしかしたら、日本にある玉山銀行の支店に行けば出来るかも…!?ですが確認できず。
玉山銀行では受け取りの設定ができず、断念しました。もちろん、受取人が台湾にいる場合は、玉山銀行でも受け取れます。
そこで思い出したのが、サブで使っていた台湾銀行にある日本円口座。問い合わせたところ、海外送金に対応しているとのこと!よかった!しかもこの場合、日本円のまま送れます。
台湾銀行の受取確認の手順は以下の通りです。日本円口座も台湾ドル口座も同じ流れです。
- 楽天銀行から受取人の情報を登録
- 送金手続き
- 台湾銀行が受け取ると、受取人に電話が行く
- 電話で本人確認が取れれば完了
つまり送金完了の時に、電話に出られれば、受取人が台湾外に滞在していてもOKです。
だいたい楽天で送金してから、3~4営業日くらいで届きます。
このうち、1の受取人のところだけ、少し大変なのでもう少し詳しく書きます。
受取人情報の記載方法
受取人情報には以下があります。
- 受取人氏名(英語名):台湾人のパスポートと同じでいいが、事前に銀行に登録が必要
- 受け取り銀行国:台湾
- 通貨:今回は日本円。台湾ドル口座に振り込むなら台湾ドル
- 住所:英語住所。台湾の場合、標準的な記法があるので、ここから調べます
- 電話番号:受取人の電話番号。国番号の+886つけます
- メールアドレス:楽天から通知が来ます
- SWIFTコード:当該銀行の支店ごとに設定されているので、ググれば出てきます。台湾銀行は通帳に書いてあります
- 口座番号/IBANコード:通帳に書いてあります
- 銀行名:SWIFTコードで検索すると自動入力されます。が支店名が書いていないことがあるので、その場合は追記します
- 住所:SWIFTコードで検索すると自動入力されます
- 銀行コード:SWIFTコードで検索すると自動入力されます
- コルレス銀行情報:台湾銀行の場合不要。各自問い合わせてください
- 送金区分:リストから選びましょう
- 送金目的:リストから選びましょう
住所の調べ方は、下記のサイトが分かりやすいので、中国語苦手な方はぜひ↓を参照してください。
台湾の住所を英語でどう書くの?漢字の住所を英訳してくれるサイトの紹介
以上が流れです。ただ個別にちゃんと銀行に電話して問い合わせることをオススメします!
気になる手数料は?
今回は、34万円送って、4750円の手数料でした。
内訳は以下の通り。
- 750円(必ずかかる楽天の手数料)
- 1000円 (中継銀行の手数料)
- 3000円(日本円を送る場合の手数料)
日本円で送るのと台湾ドルで送るのとどっちがお得?
ここからは、マニアックな手数料の話になるので読み飛ばしてください!
手数料だけ見るなら、台湾ドルで送る方が安いです。3000円の日本円手数料がかからないので。ただし、その分楽天のレートで送らないといけないので、送る金額によってお得かが決まります。
計算はここから -> 海外送金シミュレーター
計算結果は、日本円34万円を送る場合、34万円は92,247台湾ドル(Google 2018/11/05のレート)なので、それを記入すると、352,289円になりました。台湾銀行のレートを使うと、34万円は91,596台湾ドルなので、それだと349,815円になります。
つまり、手数料の3000円はあるものの、34万円を送るならば、日本円で送った方がお得!ということになります。
簡単に言うと、
台湾銀行で両替する場合、1 TWD = 3.712 JPY
楽天銀行だと、楽天で両替させられるので、1 TWD = 3.800 JPY
という為替の差があるせいで、高額なほど日本円で送ったほうがお得になります。3000円の手数料なら、3.5万くらいから日本円の方がお得になりますね。
手数料だけに惑わされずに、どのレートで為替が行われているかというのも考慮して判断すると、30万あたり5千円くらいお得になりますよ!
多くのお金を送る必要がある場合、台湾銀行などで日本円口座を開いておくことをオススメします。
まとめ
今回は日本から台湾に楽天銀行を使ってお金を送る方法をご紹介しました!
海外送金する際はぜひ参考にしてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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